第21章 波乱の幕開け
クレハ「今は平和な時代で、それは使われなくなって久しい。
母は、そんな時代が続くよう尽力していました。
しかし、自分達を不要にしてしまった時代をこそ尊び、平和が続くよう尽力した。
武術が衰退し、衰えるばかりだったことにも関わらず…
母は身体が弱く…無理が祟って、若くして命を落としてしまった。
私は、母や先祖が行ってきた事を、この飛龍家のことを、本当に誇りに思います。
命を賭した母、先祖を誇りに思う。
だから守りたかった…、残したかった…、この家を。
だから一刻も早く、帰ろうと思った。
あの家を護るためにも…武術を、一族を…護り抜くためにも。
家族が、私にとっての全てだったのです」
ケイト「うんっ;立派だよ;;
そんな家族に居たら、どんなに誇らしいことかっ;;」ぐすぐす
クレハ「あなたは少し感情移入し過ぎです;(溜息)
そこがあなたのいい所でもあるのですが」苦笑
ヒースクリフ「それにしても
「日本人そのものへの不信感に変わったのは、金目当てで近付いてくる輩に関してです」
という言葉から遠のいたようにも感じるが…その本質は?」
クレハ「!あ…すみません。
その前に事情を説明しようとして、逸れてしまいましたね^^;
それから、祖父は多大な金額を有していました。
一族が代々子孫へ向けて繁栄するようにと願って大盤小判が500万両ほどありまして^^;」苦笑
『2500億円!!?;』←円換算速い;
クレハ「その上、価値が希少になることを踏んでか
金や銀なども大層溜め込んでいたらしくて…
そういったことや、護ってくれた兵の親族達がお礼の品を送って下さいまして。
それで命を助けた方々とは、今でも親しくしてもらっているので」
ケイト「ほうほう。それで大金狙ってギャーギャーってことか;
そういえば前にあんなこと言ってたもんね」肩落
ヒースクリフ「あんなこととは?」
それから、452ページに書いた件について説明しました。