第21章 波乱の幕開け
ケイト「感情を取り戻してからさ、色んなことが見えてきたんだ!
今までされてきたDVやいじめが人権無視だったんだってことに気付けた。
なんにせよ、それはその本人が自分で選んでやった『人を傷付ける行為』だ。
たとえどんな理由があったとして、やっちゃいけないことだってのは変わらない。やる側にしか罪はないんだ。
それで申し訳なく思うなんて、御門違いだ!!って思うんだよね、今では!」ぷんぷん
クレハ「その通りです!」
ケイト「でもその人にとっては気に食わなかったんだろうなあって思うのがポイントかな;
合う合わないってあるしねえ、人には」
クレハ「だからと言ってそれを人に強要するのもどうかと思います。
その人の本質はその人だけのものであって、いじめをした当人の為にあるものではありません!
自らの意思、決定、考え、それらは全て自由のはずです!」きっぱり
ケイト「そう言ってくれる人が、私の周囲にいてくれたらよかったのにね^^;
私が泣き叫んで打ち明けても、嘘呼ばわれりされておしまいだったもの。それでいじめは激しくなるし…
おまけにその父への質問でDVが激しくなる一方だったしさ」←こちらでもリアルでも実話です
クレハ「随分とひどい環境だったのですね。
私の所でも似たような事象はありましたが…」
ケイト「ひどいと言われる所しか見ない、その上に本人と話し合って本質を見定めようとしない、その割に噂を振りまいて決めつけるように周囲へ促す」
クレハ「どこにでも似たようなことはあるのですね。
日本人として嘆かわしい限りです」深々溜息
ヒースクリフ「周囲の意見に合わせようとする性質が、日本人にはあるからね。
優柔不断とも言えるが、自分の目で見て考えて、移した行動にはそれなりの責任を取るべきだと思うよ。
一介の大人はね」
ケイト/クレハ『そうそう!/まったくです!』腕組&うんうん!
ケイト&クレハ『…………ん?』
ヒースクリフ「どうかしたのかね?」ずずっ
穏やかに微笑んで紅茶をすするヒースクリフに、私達は叫びました。
蚊帳の外を決め込もうとしていますがそうは問屋は卸しません!!
ケイト「ってデスゲームの元凶は」
ケイト/クレハ『ヒースクリフじゃんか!!;/あなたじゃないですか!!;』
ヒースクリフ「はっはっはっ^^こりゃ一本取られたね♪」