第21章 波乱の幕開け
ケイト「というかさあ…そっちが作ったんじゃんか!;」びしっ!
ヒースクリフ「そうだったね^^はっはっはっ」
ケイト「笑う所じゃないでしょ…;」
ヒースクリフ「相手の為に繋がるのなら、別にいいことだと私は思うがね?^^」にっこり
ケイト「……わかった。
でも欲しい人のみ集めることにするよ。
強い武器や防具が欲しい人に、どうしても必要かって感じで優先順位を付けてね。
でもってイレギュラーボス戦においては、光を付与した後で入り口の扉の前から動かず、後衛として徹底&専念してもらって
私とクレハでボスを蹴散らす。
人数については5~10人程度のみ」
ヒースクリフ「うん。それぐらいが妥当だろうね」
ケイト「…で、
白の鳳凰の本部においては、他の人のリアルでの部屋を再現するようにしてたわけだけど…
クレハとグレイクの部屋繋がるってことは、どうすんの?」
クレハ「それに関しては別にそのままでいいとのことで、意見が纏まりました」
ケイト「わかった。
あとは……」ぐらっ
『!!?』
本当の異変が起こったのは、この時です。
ケイト「………」
どさっ
クレハ「ケイト!?;」汗
自然と力が抜けたかのように跪いた形で、ケイトの動きが止まりました。
肩に手を当てても、揺すっても応答は全くないままで
ケイトの左手が、光の粒…量子へ変化して、消えていくようにも見えました。
クレハ「どうなっているのですか?」じろ
その見たことの無い変化に、私はヒースクリフへ問い詰めました。
ですが…
ヒースクリフ「知らない。少なくともこれは、私が設定したものではない。
これは私の推測だが…
おそらく、光による負荷をかけ過ぎたことで起こったのだと考えられる。
光とは、『全身が光と同化することで光速で動くことができる』というもの。
つまりを言うと…『身体が「光」になる』という言葉と同意義だ」
クレハ「驚)!
それはつまり!」目を見開く
ヒースクリフ「ああ。
今、君が考えているように…
光の状態に慣れ過ぎて、光になって戻れなくなる可能性もあるということだ」
その言葉の中、ケイトの意識は戻って来ることはなく
私は事の大きさを、ひしひしと感じていました。