• テキストサイズ

白い流星【ソードアート・オンライン】

第20章 ピックアップ記念スペシャル





それから数十分の後に、2024年が幕を開ける。


それまでに年越しそばを食べ、レジャーランドで風呂を堪能して…

私達は談話室にて、ゆっくりと一月一日を待っていた。



1月1日の瞬間を迎えた後で、初詣へ皆と共に行くために。



それが波乱の幕開けになるとは、当時の私は露知らず…

光は脳には使い過ぎない方がいいだろうことだけは判明していました。


理由は二つ。

あまりに光状態での体感時間が長過ぎて、脳がその変化について行けないこと。

もしそれに慣れたとしても、障害を遺す可能性があること。


光での光速思考は危険過ぎる。普段ならありえない負荷を与えてしまうことになるのだから。

それを考えることを促した結果、普段の数百倍に至るだろうとのことからやめることになった。

当時は光を使う際、脳への使用を試みたけれど無理でした。
ですが使っていない状態でも11時間が体感時間にして22年もかかる。

「1時間が1年に感じるぐらいの動きを可能にしている」とも言える。
それでもおそらくは脳にそれを認識することをブロックされているはず。
それをあえて無理やり細かい作業などを認識させようとすれば、とてつもない負担となる。



数字として計算してみた結果、以下のようになりました。


11時間=39600秒が、8030日=693792000秒に換算されている。
つまりこれは実際の1秒が、光状態では17520秒=292分=4時間52分として捉えられている。

脳に働くように発動していなくてもこれということは、これ以上は脳に負担や障害を遺すということに繋がるだろう。
だからこそ脳に働かせようとした結果、プロテクトする為にエラーが出たのだと考察できる。


以上のことから、脳への使用は厳禁ということで方針は固まりました。

ですが…それを破る日が来るなど、当時は思いもしなかったのです。



そしてそれは…2025年、1月22日のことでした。


/ 1616ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp