第20章 ピックアップ記念スペシャル
クレハ「あなたがどんな思いをしてきたかは…ちゃんと、知っています。
ですが…それだからと言って、命を投げ出さないで下さい!
「私は…弱い人間だった。強くは、なれなかったッ;」涙声
そう死にそうになる間際に言ったようですが、普通ならば発狂するほどの過去をあなたはとっくに乗り越えているじゃないですか!
いずれにせよ、あなたは今まで生きてきた!私に出会うまで…
私が保証します。あなたは強い。
何度も死にたいと逃げたくなっても、頑張って立ち向かってきた。
努力して、今の今まで生き永らえてきたでしょう!?
私が間に合ったからよかったものの!本当なら…死んでいたのに!!」
ケイト「…うん。それに関しては…本当、ごめん;」お辞儀
『初耳なんだが!!?;』驚&汗
クレハ「これ以上うんちくたれる気はありません。
ここまで言っても、わからないのなら…っ;」涙目
ケイト「…ごめん。もう十分わかったよ。
滅神との戦いの時、そんな感じだったんだ^^;」
『わけわからん!!;』
ヒースクリフ「ふむ。
どうしても全力を出せない者のみに与えられるクエストだね。
創造神から力を授かり、全てを滅しようとする滅神と戦う。
その工程において、全力でぶつけられた瞬間に神の力が発動して倒せるという仕組みだ」
キリト「そんなクエストが…」
アスナ「でもクリアしたのよね!?」
ケイト「実は…そのクエストの最中にラフィンコフィンに狙われたんだ。何度も何度もしつこくさ…
神の力を宿した状態、なら殺せば手に入れられる可能性があるってんで…
で、私は争いごと嫌いだから、そうなって誰かが傷付くぐらいならって命ごと差し出そうとしたわけで…;」
それから、例のクエスト(327ページ参照)について話しました。