第4章 攻略組
その晩
クライン「あー、死ぬほどうめえ。生きててよかった;;」しくしく
クラインは泣きながら食べており、俺も同じことを感じながら食べていた。
それぐらい美味しかった。
ケイト「ちゃんと味わって食べろよ?」もぐもぐ
アスナ「七味も作ったのね」
ケイト「うん。
おまけにカワノリ、学名:Prasiola japonicaは、カワノリ目カワノリ科に属する淡水性の藻類で日本に生息しており、主に岐阜県や栃木県、熊本県などの河川に生息してて、日本海側の河川からは未だ発見されてない。渓流の岩石に着生して生活してるけど生息数は少なくて、日本では絶滅危惧種に指定されているんだ。
ここにもあってよかった^^」
アスナ「詳しいのね」
ケイト「その知識がまさか役立つとは思わなかったよ。本当にあったし、まさか栽培できるとは…」
アスナ「でもおかげで海苔ができたんでしょ?」
意外とグルメな二人
ケイト「いや、食いしん坊ってわけでは…(たら)
ただ単純に、食べるならおいしい方がいいなって研究していく内にコンプリートしてて」
クライン「それわかる!どうせ食べんならおいしいもんだよな!」
キリト「で、気付けば…料理道具一式持ち込んで迷宮攻略頑張ってたと…
(よだれ垂れてるぞ」苦笑
アルゴ「なかなか旨いナ」ずるずる
キリト「!!って何でお前まで!!?;」がたっ!
アルゴ「情報料の代わりだ。
現実世界と同じか、それ以上の出来栄えだな」もぐもぐ
意外なメンバーに驚いて、椅子から落ちそうになる中
アルゴはそう淡々と呟き
アルゴ「情報料な」ひょいっ!
キリト「あああああああ!!;(汗)
俺のチャーシュー;」ずうううん
体勢を崩して少し離れていた隙に、チャーシューを取られた。
そう肩を落とす俺に、アスナがチャーシューをおまけしてくれた。
ちなみに…
トッピングや麺に関しては、おかわり自由らしい。
それを聞いた瞬間、皆の目が怪しく光り出し
バーゲンセールの如く、凄まじい勢いで殺到することになったのは言うまでもなかった…;
皆が食欲の権化と化す中で
俺は、それをただ冷や汗交じりに見守るしかできなかった。
さもありなん;