第20章 ピックアップ記念スペシャル
クライン「おっしゃ当たったあああああああああああああ」ガッツポーズ
ケイト「まあクラインだからいっか」溜息
それから後、クラインがケイトの胸の谷間に挟まりながら『でへへへへ//』とにやにやしてましたので
どかばきずこぐしゃばごばぎゃ!!!!!!!!!
しーん…
キリト「…なあ、麻痺って圏内じゃまず出ないよな?;」青ざめ
アスナ「う、うん…基本、出ないはずよね?;」
シリカ「システムを超える力ってことでしょうか?;」
リズベット「相変わらずとんでもない事が起きるわね…;」
ぞおおおっと真っ青になりながら呟く4人でした。
私がクラインへしたことはと言えば八つ裂きにしたことぐらいで
そんなに恐れられるほどのことではないような気がしますが…
まあ、確かに普通なら起こり得ないことまで起こっていますので
その気持ちはわからなくもありません…
ただ…ケイトは何故クラインの背を必死に何度も撫で続けているのか
心配しているからだということは解っていますが、その光景だけが気に食いません!
ケイト「クレハ…クラインにもう少し優しくしてあげて?;」
クレハ「嫌です!!死んでも!」ぷりぷり
この感情が嫉妬というものなのはわかっています。
ですが…こればかりは暴れ馬のようで、制御が利いた試しさえもありませんでした。
それから後、私達は22層にある図書館へ行き
隣にある公民館にて、プラネタリウムの光景を堪能しました。
そのプラネタリウムはある一室で行われており…
私達客人は倒された椅子に横になり、星についての説明に耳を傾けます。
壁際には22層にある自然に生えた木があり、それらに囲まれた中で『真っ暗になった天井』に星々の輝きが映し出されると…
本当に自然の中へと足を踏み入れたように感じました……
説明の声が『では、自然の一時をご堪能下さい(ぺこり』という言葉と共に止んで静かになると
木々のざわめき、自然の風が入ってきて…本当に、心地よかった。
お母様やお爺様とキャンプに行った時を思い出しました。
脳裏に蘇る懐かしい想い出と共に笑うと、隣に居るケイトもまた私を見て笑っていて…
本当は貸切にするつもりだったこと、誕生日プレゼントをこれにするつもりだったことを伝えられて
その言葉にまた、笑い合いました。