第20章 ピックアップ記念スペシャル
リズベット「気を付けなさいよ?
そういう押しに弱いタイプがいじめられることが多いんだから。
そういうことされたら遠慮なく先生に言いなさい!
チクっただとか言われようが、そういう『悪いこと』をする奴が悪いんだからね?
ただ、そういうことをする謂れがあるんなら、それを繰り返さないようにだけすればいい。
それだけよ」
シリカ「はい!ちゃんと周囲に助けを求めます!」
キリト「いじめに巻き込まれまいとする人の方が比較的多いからな;
特にケイトの場合はそれが顕著で、父の件も含めて誰も助けてくれなかったみたいだし…
実際に言ったんだってさ。何度も助けを求めて泣き叫んだんだって。
本人曰く、どうせいじめっ子や周囲は憶えてないだろうってさ。
その当時、それでも周囲は嘘つき呼ばわりし続けて、いじめっ子達に目を付けられて、霊感でオーラを視えた時期がそのあたりだったのもあって…
余計に孤独で、友達とか仲間とか、そういう理解まで欠如したらしい。
それで傷付けられても、周囲が幸せなら喜ぶべきことだって認識付けられたそうだ。
それまでは…ちゃんと哀しいとか、色んな感情があったのにな」遠い眼
シリカ「ぐす)…そうですね」涙目
キリト「気に入らないって感じただけでやってくる奴等なんて腐るほどいるから…って大丈夫か!?;」
シリカ「すみません;;
だって…なんか、あまりにも悲惨過ぎて;;
生まれた時から父親に殺されかけ続けて、価値が機嫌が悪くなった時用のサンドバックって;
しかも…死なないといけない存在なんだからそういうことされて当たり前って;そういう言葉言ってたの思い出したら、涙が止まらなくなってえええ;;」ぐすぐす
リズベット「…(ぱんっ!)
さてと、重苦しい話はここまでにしましょう!
ほら三人とも!ぱっぱと集まる!!」
キリト「って待て待て!;まずはシリカを落ち着かせてからだ!;」
クライン「どうか俺に王様を、栄冠の冠をおおおお」
キリト「お前はいつまで拝み倒してるんだ!!;」
シリカ「あんなに優しい人なのに何でえええ;;;
わああああああ!;;」号泣←リアル(小説書いてる世界)でも居てくれたから喜ばしい
リズベットが手拍子をした後、私達へ向けて言ってきましたが…
シリカが落ち着くまで小休止を挟んでから、王様ゲームが再開しました。