第20章 ピックアップ記念スペシャル
前ページにおいて話し合ってた時の三人の様子↓
リズベット「うう~ん;」腕組
キリト「?どうした、リズベット。そんなに考え込んで」
リズベット「う~ん…
ケイト、天然なのか計算高いのか解んないのよね;」
シリカ「?どういうことですか?」
リズベット「たぶん、死のうと思ったのは本心だと思うのよ。
嘘付けないしね。
だけど、それから後の持ち直しが計算高いというか…何というか…;」
『あー』←納得した人達
キリト「たぶん天然だろうな。甘え上手というか」
シリカ「でもなんか憎めないんですよね」
リズベット「その人のいい性格の割には、散々いじめられてきたのよねぇ。
謂れのない罪でも被せられたか、普通の人と違う反応を取ってたのを目に付けられたか…
どっちにしろ、これは確定事項ね!
ケイトの『人としての本質』を見ないで、勝手に決めつけた!
ちゃんと話したことも、本人のつもりも聞こうとしたことさえもないのに、知った風にいじめっ子がその『人となり』を決めつけて周りへ広めるように騒ぎ立てたのが要因よね。
『嫌な奴』って情報だけを振りまくことで、いじめられるのを普通だってなるように固定観念を植え付けるのよ。
ちゃんと考えないで、話してもないのに決めつけたり鵜呑みにする周囲も周囲だけどね。
まあ、ちゃんとぶつけようとしないケイトもケイトだけど…傷付けるのを恐れてのことだし、育った環境があれだったからしょうがないとして…;
それを話して、助けを求めて、泣き叫んだとしても信じてもらえない上
嘘つき呼ばわりされるなんて…それこそ悲惨よね;」
キリト「ああ、あれは酷過ぎて何とも言えないよな…;」
シリカ「そんなことが本当にあるなんて、知りませんでした。
私の周囲にはそんな人はいなかったので」
何故か苛めについての議論へと発展しているようです。