第4章 攻略組
第2階層のボス部屋への道中…
俺達は歩いていたが、ケイトとヒースクリフの談笑が嫌に耳に入ってきた。
ケイト「そうだ!喜多方ラーメンも作ろう」ぽんっ(手を打つ)
ヒースクリフ「それも是非頼む」キラン
ケイト「腹はちきれても知らないよ?」にや
ヒースクリフ「願ったり叶ったりだ」にや
『ふふふふふ(肩を震わせて笑い)
はっはっはっはっはっはっはっはっはっ!^^』
何故かこの二人は非常に…
傍目から見ても異常なぐらい、息がピッタリだった。
そう言えば、昔に話されたことがあったな。
「私は大のラーメン好きでね。
この世界でもラーメンらしき物は存在するが、あれは駄目だ、あんなものをラーメンと認める訳にはいかない、醤油の味がしないラーメンを私は認めない。だが、見た目はラーメンに近かったから、あれに醤油を加える事で、醤油ラーメンが再現出来るかもしれないのだ!」って…
ケイト「醤油と鶏がらスープを混ぜ、コショウのような辛い粉を僅かにふりかけ
その間に水でほぐした麺をそっと入れる。
そして、叩いてほぐし切ってから後じっくりことことゆでた新鮮味のある肉に、
コリコリとした触感を持つスープに付け込んだメンマのような樹皮、卵、藻類から作り出した海苔、
刻みネギのような触感を持つ草を刻んで添えて、完成…(にやにや)
白い湯気に醤油の風味が鼻腔をくすぐり、今すぐにでも食べたい衝動に//」ぷるぷる
「よだれ垂れてますよ?;」
語っている本人が、一番嬉しそうに語っていた。
そして傍にいた人がツッコんでいた。
だが…俺もまた、ケイトと同じような気持ちなわけで……
自然とよだれが垂れてきた。