第19章 正体
白を切る中、それを貫き通すことを決めた私ですが…
当のケイトはいつまでもおろおろとし続けていました。
ケイトの心中の叫び↓
『今後距離を取りますって付き合いを考えさせてもらうってこと!?;
そんなに嫌だった!?;そんなに不快感抱かせた!!?;』←誤解
ケイト「ごめんなさい赦してえええ;」土下座←ただただ赦して欲しい人
クレハ「安心なさい、怒っていません」腕組←ただバレたくないだけの人
その後、ケイトが抱いた誤解は無事に解けました。
流石に見ていられなかったので、話すしかなく…;
ケイト「なんだぁ~。クレハも同じだったんだぁ~//」にやにや&デレデレ
クレハ「本当は墓まで持っていきたかったのですが…
あなたがあまりにも見ていられなかったので…//;(汗)
…失望、しましたか?」恐る恐る&上目遣い
ケイト「誰がするもんかああ!!
それごと全部大好きだああい!!」ひしぃっ!!
そう抱き締めてくるケイトに、私は笑いました。
不思議と、彼女といるだけで笑みが自然に零れ出る。
まるで…母のような存在に感じて。
クレハ「くす)…本当に…
あなたは、望んだ通りの反応をするのですね^^」くすくす
ケイト「?そう?」きょとん
クレハ「ええ。
それがとても可愛らしくもあり、愛しくもある。
いつでも真っ直ぐに受け止めてくれる。一緒に居るだけで、どこか安心できる自分がいる。
だからこそ、惚れたのですが//」ぽっ
ケイト「私がクレハに惚れたのは…私に、色んな大事なことを教えてくれたから。かな…
ずっと、抱え込んでたんだ。ぶつけて傷付けるのが怖かった。
でも…信じて、ぶつけたっていいんだって教えてくれた。
恐れないで、全力で!ってさ^^
それが、とっても嬉しかったんだ//」涙目
クレハ「ケイト…あなたは、私の『誇り』です。
あなただけは…あなただけがっ;;」ぷるぷる&ぽろぽろ
ケイト「クレハあああああ;;;」ぼろぼろ
気付けば、再び抱き締め合って涙を零していました。
私を『希望』だと言ってくれたあなた(555ページ参照)に、応えたかった。
私の、この込み上げてくる想いを知って欲しかった。
言葉にしても足りないほどの、共に居るだけで込み上げてくる温かな想いを……
『共に居たい』と願う、想いと共に――