第19章 正体
キリト「流石…大統領、だな」
アスナ「ええ」
ほぉっと息を吐きながら呟くキリトに、アスナは頷いていました。
それをよそに私は50層に開店したというエギルさんの店へと走っていきました。
ケイト「キリト、アスナ、どうしても足りない分は手伝ってもらってもいい?」
キリト「ああ。任せてくれ!」キラキラ
アスナ「キリト君…目の色が簡単に変わってる;」
キリト「え?そうか?」
アスナ「うん。なんかとっても輝いてる;
でも、私としても楽しみかも!
確かハーネットって蜂蜜や針も取れたはず…料理にも裁縫にもいい!」キラキラ
ケイト「うん、そうだね♪」
キリト「どちらにしろいいこと尽くしだな」
ケイト「んじゃ行こっか」
それから程なくして、ボス攻略までに全員分のマントが完成しました。
ただし一人一人好みが違うので、模様や柄、色まで加えることとなりました。
しかし、キリトは貰った当初のが気に入っているようで…
他の方も同様に好んでおり、色だけ好みに変えて使っている方が非常に多くいました。
51層ボス攻略へ向かう時…私はあることに気付きました。
クレハ「?
ケイト、いつ取り巻きを倒したのですか?
確かずっと補助に回っていたような気が…」
ケイト「あー。一匹だけ倒したんだ。
「きえええええええええ!!!!」ってシングルシュートを額へ投げられて、取り巻きごと吹っ飛ばされた時(580ページ参照)」
クレハ「あの時ですか!?」驚
ケイト「自分が『背中の体当たりで攻撃した』って判定になってたみたいで、その時たまたま出てきたんだ♪
まんま^^//♪」すりっ&ちゅっ←頬ずりしてからキス
クレハ「!!?//」ぼんっ←一瞬で真っ赤&蒸気
アルゴ「…」にやにや←楽しそうに見ている情報源
クレハ「ぎんっ!!)・・」←アルゴに気付き、合点がいった人
アルゴ「ぎくっ!!)…;」青ざめ←何が起こるか察した人
クレハ「待ちなさい!!!余計な事ばかり教えてっ!!」だっ!!←ご立腹
アルゴ「逃げるが勝ちいいいいいいいいィ!!!;」だっ!!!←脱兎の如く
マントのお陰で捕まえられるかと思ったものの
フォロー課、情報担当部に所属していることからアルゴもまた同じマントを装備している為
その果てのない鬼ごっこは、51層ボス部屋の前まで続きました…;