第19章 正体
その後、リズベットの所へ行って還魂の聖晶石の合成を手伝い
全プレイヤーへの交付時刻に間に合ってから交付。
ことを終えてから、私はケイトと二人きりで自室へ移動してから話し合いました。
ヒースクリフの件についても話した後
光状態を見せてから、その状態に慣れる為の修業も行使しました。
一週間ほどの感覚時間が過ぎた後、ケイトはあることに気付きました。
ケイト「あれ?肝心の武器、強化するの忘れてた!!;」
《鑑定》を使って見た結果、強化し忘れに気付き
強化していくと、+50まで強化可能だと解りました。
しかしそれは例の250レベル用ソロのLA
飛龍という双短剣の武器だけであって、防具は+50以上には強化できませんでした。
その結果…
今彼女が装備している、531ページにて書かれている『+50状態のステータスが書かれたインフィニティ防具一式』に釣り合うほどの
今までに見たことがない『圧倒的攻撃力とステータス』を誇るようになりました。
つまりを言うと、あの当時(579ページ参照)にボスへ向けて走って行った結果…
『いつものように動いたつもりだったようですが、とんでもない勢いで突っ込んでいって一撃で大ダメージを与えました』と書き記しましたが
正確に言うと、ボスへ向けて走って行くキリトの横をあっさりと抜いて
その勢いを止め切れずにボスへ体当たりのように攻撃が入り、ボスのHPバーが4本のうち3本が吹っ飛びました。
一撃で3本を消し飛ばすあの威力は防具によるSTR+1000のお陰だったようですね;
普通に走ったつもりがあのようになったのは、ステータスが異様なまでに急激にあがったからなのでしょう。
そのことを指摘すると、その状態に慣れる為に修業に励むとのことでした。
彼女らしいですが…;
それと同じステータスの防具や武器を持たなければ、自分と対等にやり合える人など出ないだろうということまではわかっていないようでした;