第19章 正体
キリト「…ケイト、お前…クラインのような女垂らしでもいいのか?」
ケイト「う」こっくり
『ええ!?;』
キリト「目を離して気付いたらエロ本を見てるような奴なのにか!?;」
ケイト「うっ」こっくり
クライン「待て待て!;そもそもこいつはエロ本の定義自体知らねえよ!
いいか?エロ本ってぇのは女の裸とか色っぽい格好の写真集みてぇなもんだぞ?
それでもいいのか!?」←嫌われる覚悟で叫んだ
ケイト「うっ」こっくり←あっさり肯定した
『ええ!!?;』
クレハ「浮気しない分にはいいと?」
ケイト「う」こっくり
アスナ「要するに……嫌いな所ごと全部好き?」
ケイト「う」こっくり
『…えええええええええええええええ!!!!?;』
顔を見合わせてから、私達は驚きのあまり大声をあげました。
クライン「じゃあ…さっき(595ページ参照)そっぽ向いたのは?」
クレハ「クラインの必死さに呆れ果ててのことでしょう?」
ケイト「うう」首横振
キリト「もしかして…髭が時々当たったのが嫌だったのか?」
ケイト「う」こっくり
アスナ「髭以外の頬ずりなら嬉しいけれど、髭をこすりつけるように何度もされたから呆れ返ったってこと?」
ケイト「う」こっくり
『えええええ!!?;』
キリト「…普通だったらナンパとかやってる奴は嫌だよな;
それでも今じゃ頑張って押さえているって解ってるから好きって言ったのか…;」
ケイト「う」こっくり
クレハ「クライン、今やるべきことは解っていますよね?」
クライン「うっ;でもこれは俺の大事なトレードマークで;」
アスナ「トレードマークと彼女の愛情、どっちが大事ですか?」じと目
クライン「うー!;
わぁったよ!;剃りゃいいんだろ!!;」ぐすん
ケイト「うう」首横振
『そこで否定!!?;』
クレハ「……つまり、頬ずりする時は髭がない部分でやるようにして欲しいと?」
ケイト「う!」こっくり
クライン「それだけでよかったのか!!?;」
ケイト「う!」こっくり
キリト「女たらしな所はとっくに分かり切ってるってことか?」
ケイト「う」こっくり
アスナ「それでもそれなりに努力してくれているから嬉しいって感じてるのかしら?
だから好きなの?」
ケイト「す・き^^//」こくこく
要するに…髭以外で頬ずりして欲しかっただけだったのですね;