第4章 攻略組
ケイト「お。クライン、来たか!」
クライン「よっ!……ケイトか?」
ケイト「そうだよ!!;
ってか何でそんな訝し気!?;」
クライン「だってナイフ以外全部変わってるからよお;
黒髪で凛々しいし…いい顔してんじゃねえか」にやにや
ケイト「で、材料持ってきたんだろうな!?」スルー&照れ隠し(?)
クライン「おう!
セリオン防具一式、人数分頼むぜ!」
ケイト「よし!!」
そして…瞬く間に完成させた。
流石防具製作マスター。
並外れたAGIの影響もあるんだろうが
うーん…何度見ても異常だ;
それから……
クライン「あのよぉ…
そこに一個余ってるのってもらっちゃダメなのか?」
ケイトの後ろに置かれてある
セリオン防具一式(未完成・持ち主未定)を指さしながら、クラインは尋ねた。
ケイト「ダメ(きっぱり)
これは30レベル以上の人用」
クライン「えー!;制限値ないのが増えるのか!?;」
ケイト「違う違う。
30レベル以上で買いに来た人に売る用ってこと。
30レベル以内なら、指定のモンスターを倒していけばうまい具合に30レベルまで上がるからさ」
クライン「あー。
要するに…レベルがあって金もある人用ってか?」
ケイト「うん。540×100=5万4千コルってことで」
クライン「なんか…高くねえか?;
確かにそれぐらい価値は十二分にあるけどよぉ」
ケイト「材料費を普通に買うとしたら5万4千コルだよ。
そもそも…製作費をもらってもいいんだけどね?
もうコンプしちゃったから」
クライン「うっ…それはーーーーーー
また、今度でいいんじゃね?
鍛冶で強化できるようになってからでさ」
ケイト「うん、そうするよ」
クライン「助かったーーー」ほっ
まあ、製作費なんて取られたら…
これほどの出来だから、総合で10万コルは下らないだろうしな;
後に、鍛治スキルで強化できるようになったわけだが…
+50まで強化×5、に対する料金が2000コルと格安だった。