第18章 アインクラッド国?
それから最後のブーケを受け取ったのはケイトでした。
ケイト「ひっく;えっぐ;;
クレハと結婚んんん;;;」←クレハが初恋の人
クレハ「あの、既に結婚済みなので;」←ケイトが初恋の人
気持ちは嬉しいが断念して欲しい。
そう想いながら、頭をそっと撫でました。
その想いはしっかりと伝わっているようなのですが…
如何せん、その気持ちは自然と湧き出てくるものですし…
私も最初に彼女へ惚れた手前、強くは言い出せませんでした;
それから披露宴の時…
仲人の挨拶で、とんでもないことを言い続けていました。
ケイト「ひっく;えっぐ;;」
アスナ「さっきからずっと泣いてるけれど大丈夫?;」
ケイト「えっ;;
びえええええええ;」机に突っ伏す
キリト「もうすぐで挨拶だぞ?;」
ケイト「うっ;ひっく;;」ぐすぐす
司会者「では仲人の人、挨拶をお願い致します」
アスナ「ほら、呼ばれたわよ?」
クライン「頑張れよ!気持ちはわかるけどよ!
祝福してやれ!!」
ケイト「えっぐ;ひっ;;」こくこく
キリト「メチャクチャきつくないか?;」汗
ケイト「ぐすっ(ごしごしごし)
本日媒酌人を務めさせて頂きます、ケイトと申します」にっこり
『なんだその変わり様!!;』
強引に服で涙を拭いたと思ったら
マイクを手にした途端、スイッチが入ったかのように切り替わりました。
ケイト「本日は、グレイクとクレハの結婚式披露宴にご臨席いただき、誠にありがとうございます(ぺこり)
私、ケイトはクレハにグレイクをご紹介した縁で仲人という大役を仰せつかりました。
媒酌人としてご挨拶申し上げます」
『ほお…(切り替わりようが凄い』
胸に左手を当てながら、朗らかに笑って対応するそれは…
まさに、社会人そのものでした;
思わず場内の人達全てがそれに見惚れる中、挨拶は続きます。