第18章 アインクラッド国?
バカ騒ぎされて叩き起こす所でも、暴走されて跳び蹴りで止める所も、スカートめくりをされて殴り飛ばす所も
全部が…とても愛しく、掛け替えのないものだった。
些細な日常も、寄り添いも、喜びも…楽しさまでも。
しゃっ!!(控室のカーテンを開けて飛び出る)
ケイト「クレハ!;」
クレハ「ケイトッ!;」
二人『わあああああああああああああ;;;』ひしぃっ!!!
どちらにせよ、涙が止められるわけもありませんでした;
ただただ、私達を突き動かしたのは…
これまでの想い出と、そのお陰で辿り着けた変化。
その全てが愛しいと思う、掛け替えのない『想い』でした。
クレハ「オーバーですよ。
これで終わりというわけじゃないんですから;;」
ケイト「それでも;;もっと二人っきりな時間をおおお」
クレハ「変わりませんよ。
変えさせません!あなたとの日々は、絶対に!!
結婚したとしても、私はあなたと共に居たい!
前にも言ったように、絶対に迎えに行きますから!たとえどうなっても、絶対に!!」
ケイト「うん…
うん!!;;;」ぶわあっ
ぼろぼろと涙が零れ落ちる中、私達は互いを見つめた。
ケイト「クレハああああああああああああ;;;」
クレハ「ケイトおおおおおおおおおおおお;;;」
そうして抱き締め合ったまま、深く叫んだ。
決して離さないと、その思いの丈を伝える為に……
所変わって、同時刻の控室前
クライン「なんか…今生の別れみたいになってるけどどうする?;」
グレイク「そこはあえてツッコまないという選択肢を選びます^^;」
クライン「だよなあ;(苦笑)
夫同士、べたついて嫉妬でもさせるか?」
グレイク「いえ、そこは遠慮します」きっぱり
クライン「そこだけは即答すんだな!!;」
グレイク「はい。
流石にホモの気はありませんし、そこまで知ってはいませんので」たじっ
クライン「引くなよ!!;冗談だっての!;」あせあせ
その涙声を聞きながら
まったくもって関係のないやり取りが外で繰り広げられていました。