第18章 アインクラッド国?
数十分ほど、互いに泣きたいだけ泣きじゃくった。
何度も何度も泣き声をあげて、互いを強く抱き締め合って、離すまいと背に手を回して引き寄せて。
それから…挙式30分前になって、ようやく落ち着いた。
ケイト「ドレス、私には絶対に似合わないと思うんだけどなあ…」ぽりぽり
クレハ「いえ、似合いますよきっと。
純白のものです。私が作りました。
あなたが、私のウェディングドレスを作ってくれたように^^//」
ケイト「!!
…ありがとう//」微笑
クレハ「夜なべしてましたよね?^^」くすくす←口元に手を当てる
ケイト「うっ。何でそれを知ってるの?;」
クレハ「知らないとでもお思いで?」にっこり
ケイト「…っぷw
ううん^^」くすくす
『はははっ^^//』
一緒に笑い合う中、少しだけ気になって尋ねました。
クレハ「仲人の台詞は何というつもりですか?」
ケイト「そうだねえ…理想の二人?」にや
クレハ「からかわないで下さい♪」
ぺしん
ケイト「いたい^^♪」くすくす
それからケイトがドレスへ着替える為に、控室に付けられている更衣室に入った折
ケイトはカーテン越しに、徐に尋ね出しました。
ケイト「結婚したらさあ…もう、一緒に居れない?」
布で遮られた状態で聞こえる声は、いつもよりとてもか細く、不安げに震えていた。
クレハ「いえ、今までと変わりません。基本は」
ケイト「そっか…
独身最後の夜、10時までしかいれなくてごめんね?」ずうん
それから気落ちしたような声が聞こえましたが、私は素直に感想を述べました。
クレハ「いいえ…昨晩は、本当に楽しかったです。
女性の皆さんが集まって、バカみたいに騒ぎ合って^^」くすくす
ケイト「くす)いっつも楽しいって言ってくれてるくせに^^」
クレハ「ええ。楽しいですとも^^//
あなたと居られれば、何でも…//」
ケイト「じわっ)そんなこと…言うなよ。渡したくなくなっちゃうじゃんか;
笑って見送ろうって思ってたのにっ;;」
ぽとっぽとっ
クレハ「本当…泣き虫ですねっ;」ぽろっ
ケイト「そういうクレハだって泣いてるじゃんかあああ;;」ぐす
クレハ「泣いてませんよっ…
本当、バカですね(涙&震)
何を思い出しても、いい想い出しか思い浮かびませんっ;;」