第17章 不測の事態
・衝撃波を足場に空中での戦闘を続ける為における修業風景
12月15日PM11:59までの修業を終えた後、全員が風月流奥義である『一閃』を会得していた。
これから書くのは、その次の日の出来事(寝坊した理由)である。
クレハ「あの…実験台に付き合えとは?;」汗
ケイト「神速格闘術でね!光っていうんだ!
その名の通り光速で動ける!!」キラキラ
クレハ「…それをものにする為ですか?」
ケイト「うん!」
クレハ「ならば今、修業を倍増しにして付けて下さいね?
光速で動く人が相手でも動けるようにならなければ」思案顔
ケイト「わかった!
んじゃ行くよ!!」すっ
ぼぉっ!!(光発動)
しゅんっ!!(一瞬で移動した後、再び光で元の場所に戻る)
クレハ「…あの;一瞬凄まじい風が;」
ケイト「気のせいだよ気のせい!!;(あわあわ)
(そうだ!!構えてないって思い込まないと!
そうでなかったら勝手に光が発動しちゃう!!;
構えてない構えてない構えてない構えてない構えてない構えてない×無限大」
全身でどんな攻撃に対しても一瞬で対応できるよう、隙無く構えていたのだが…
そう『構えた』、『どんな攻撃でも斬り払う』と思った瞬間に発動した。
本人の意思が発動しようとしていなかったにも関わらずだ。
ケイト(そう言えば空中でも発動できるんだっけ?
気になったら一度やんなきゃ気になり続けちゃうんだよなあ!!;)悶々
その時、ある疑念がケイトを支配した。
空中で解けた場合、再び一瞬で発動できるのか、着地しなければ発動できないのか?
『移動技だしなあ~;』等々と凄まじい勢いで考えつつも、クレハの修業に付き合っていた。
クレハ(何を考えているのでしょうか?)←薄々別のことを考えていることには感付いてはいるが、修業は成り立っている為あえて言及してない人
それを終えるまで、ケイトの思考は止まることはなかった。