第17章 不測の事態
《跳躍》
スキル詳細については126ページ参照。
装備スキルに入れていると、跳躍による力のベクトルを思った方向に向けられる上、それに伴う力の大きさも増える。
固有のソードスキルはない。
これを用いての壁跳び等の応用もまた可能。
ソードスキルとも併用が出来、意識した時に一瞬で使える。
硬直時間がない上、何度でも連続使用できるのが長所。
ジャンプ力の補佐、すなわち『ジャンプという行為』の支配とも言い表わせるそれは
体術スキルとも違った形で複合技を生み出していた。
実例:無尽連斬、神速連斬(243ページ参照)、等
その跳躍による方向を自在に操れることから
それに伴って生み出される衝撃波を、前ページで書いたように乗って渡れるだけのそれに変換
すなわち、壁に対しての反発材=クッションとして作りながら滑るように発動できた。
《神速格闘術》、最上位移動技『光』
全ての動作、スキル、アイテムその全てが光と化すと同時に、光速での移動が可能。
あくまで移動技の為、発動した地点から別の地点への移動を終えなければ解けることはない。
ぶつかった際においては光速で動く物質として認識されている。
ありとあらゆるスキルとも連用及び併用でき、汎用性が非常に高い。
ソードスキル等の硬直時間の短縮にも用いることができ、垂直な壁に光速で着地した瞬間に『構えた』という認識さえあれば瞬時に再び発動可能。
移動し終えたという認識が無ければ解けないだろうとの判断。
神速格闘術がユニークスキルとされていた理由…
それはきっと、先見の明、判断力、分析力、集中力、敏捷性、瞬発力、
それら全てが秀でていなければ、決して扱えない類のものだからだろう。
もしも実験していなかったら、思いもしない時に解けて慌てふためくだろう。
その動揺した瞬間に殺される。
戦闘とは、その一瞬がものをいう世界だ。
なんにしても、そのお陰で神速格闘術に書かれてある
光速を超える体術スキルの意味が分かった上
それらを全て完璧に、身に付けるまでに至ることができたのだった。
メニューからスキルを見た際、《神速格闘術》に書かれてある記述↓
《神速格闘術》
光速を超える体術スキル。武器スキルとも併用可能。
攻撃速度ボーナス 3.0
武器返しボーナス 2.0
クールタイムボーナス 2.5