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白い流星【ソードアート・オンライン】

第17章 不測の事態





キリト「わからないって…」

クレハ「…」


アスナ「状況を詳しく教えてください!」

クレハ「それが…一瞬の出来事だったんです」


その言葉と共に、状況を全て説明した。



私が入った直後に扉が閉じる音がして、その後で急に開いたこと。


それらのことから、きっと中に入ってきたのだろうと思って
ケイトに向けての言葉を振り返りながら言った折

そこにはケイトはいなかったこと。



キリト「…もしかして、厄介ごとに巻き込まれているとか?;」

クライン「あり得るな。あいついっつも貧乏くじ引いてるし」

アスナ「でも一体何が?」

キリト「つまりを言うと、別空間のここに入ったって可能性もあるんじゃないか?

メッセージを送ろうとしたけれど、迷宮内じゃ無理だし」


モンスターがいる迷宮区では、メッセージが送れず、メッセージを受信することもできない。

前にキバオウさんに言われてメッセに気付いたのは、夜中に既に受信していたからです(92,93ページ参照)。



クレハ「…そうですね。

まずは外に出て、それから探しましょう。
内にはどこを探してもいないようですし;

そもそも…階段は一人で登れないと思うので。高所恐怖症だから」
『言えてる』うんうん

その言葉に全員納得したようで、二度頷いた。


自殺名所とも言われているアインクラッドの第一層、始まりの街の西側テラス。

ケイト自身、そこはまだだいぶと慣れたそうですが
どうしても階段の所では苦手なようで、毎回クラインかキリトかアスナか私に縋りついて登っていました。



階段の踏み板から少しでも目を逸らすと、すぐ下の光景が見える為

恐怖が段々と増していくようで…


あのようなキリトのいたずらは絶対に了承できません。というかできる方がどうかしています!!


本人にとっては恐怖一色だというのに!(ぷりぷり)



まあ、その後ですぐアスナががみがみと叱ってくれたのでよかったですが…(51ページ参照)

でも階段途中で止まってから正座させて行ったことから、階段は一歩も登れていない為、恐怖一色なことには変わらなかったそうで…;




こほん…

途中から脱線してしまいすみません。


なんにせよ、私達は迷宮の外に出てからアルゴにこの件に関して尋ねることにしました。



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