第17章 不測の事態
ダメ!このままじゃ…
クレハ「ケイト!それはちg
ケイト「そうでなかったら何でいじめっ子達や父親のやった悪い行為は全部悪くないことになるの!?;
仕返ししないで耐えたよ!頑張ったよ!!;
それでもそれがおかしいんだって;;存在自体おかしいんだって!;だから何やったって正しいんだって;
殺そうとしようが何しようがこっちは悪くないんだって;;
私一人だけが悪いからそういう目に遭って普通なんだって!;;」
ダメだ。叫びにかき消されて、次々に湧いて出る想いに、当時にずっと語れなかった想いが溢れて、いっぱいいっぱいになってしまっている。
このままだと…取り返しのつかない事にもなりかねない!
周りから信じられなくて、殺されかけるばかりで、拒絶されて、否定されて、嫌な思いをさせられるばかりで…
いつしか周囲だけでなく、自分さえも信じられなくなっていた。
逆戻りどころか、このままでは自殺しかねない!
あの時のように、何度も自分を攻撃しかねない!!
そんな考えがよぎって真っ青になる中、私は必死に呼びかけた。
でも当のケイトは、声を震わせながら涙がなおも止まらぬまま、苦しそうに思いを吐露し続けていった。
クレハ「ケイト!」
ケイト「自分にしか当たれない;;
虐め等の行為は全部正当化。やり返してなくてもそれは悪」
お願い。もう、やめて。
クレハ「ケイト!!」
ケイト「私さえいなかったら、全部うまくいったはずなのに!;
その未来を奪って、殺させたんだ;;;死なないといけない存在なのに生きてるから悪いんだ!!!;」
これ以上は!!
クレハ「ケイトッ!!!;」涙目
ケイト「私なんて!!
最初から死んでたらよかったんだ!!!」両目を瞑る&涙
ぱぁん!!!!!!
その言葉に…
気付けば私は手をあげていた。
これ以上は、耐えられなかった(ぎゅう!)
再び、あのように(405ページ参照)自分を傷付けるようなことなど…して欲しくはなかった。
ましてや…
死んだ私の母のように、いなくなって欲しくはなかったから……