第16章 時期外れのイベント
~おまけ~
・放置されたクライン←ただただ可哀想
クライン「ケイト!!!!」
チュッ
リンゴーンリンゴーンリンゴーン♪
どこからか響く鐘の音に映えたそれは、まさに結婚式場の光景だった。
互いに軽く抱擁し合い、互いを求め合うそれ(ケイトとクレハの口付け)にただただクラインは…
クライン「~~~~~~~~~~~」真っ白←声にならない声
かちーん(石化)
ビシビシッ(ヒビ入る)
がらがらがら(粉々に崩れた)
あ、風化した。
クレハ「行きましょう!ケイト!」微笑
ケイト「うん!」微笑
ケイトの左手を右手で取って走り出すクレハに
ケイトもまた、嬉しそうに笑って走り去っていった。
ちなみに先払いなので会計は必要ない。
俺っちも追いかけねば(そそくさ)
そして…
クラインはその場に置いてけぼりにされ
明日AM0時になってようやく見つかり、王子(ケイト)の口付けで我に返ったそうだ。
あ、逆か(姫と王子が)。
・キリトの心境
俺は…あの時、一人になることを選ぼうとした。
でも、あいつが居てくれたから、ケイトが周りの眼もかえりみず、その概念を振り払って叫んでくれたから、俺はここに居る。
恩返しとまではいかなくても、助けになりたい。
そう思っているだけで十分助けになってるって本人は言ってくれてるけれど…
いつか、本当に助けになれたらって思うんだ……(微笑)
だから…弟のように想っていると言われたあの時(466ページ参照)
嬉しくて泣いた。
自然と涙がふいに溢れだして、泣いていた。
ケイト「キリトー!クラインどこ行ったかわかんない?」
キリト「?さあ?飛び出していったきりだけど…出くわさなかったのか?」
ケイト「んー。今日日見てないよ」←気付かなかっただけ
キリト「そうか;」汗
クレハ「あんな俗物、気にしなくていいでしょう」
ケイト「いやいや、将来の旦那だし…ああ見えて優しいんだよ、本当にさ^^」
その頃の暗いん(クライン)…
床と同化するまでに粉々になっていた。精神的な意味においても;
強いショックのあまり、それを防衛するために一時的に身体がそうなったのだろうとの考察が、ケイトとヒースクリフの間になされたわけだが
そんなエフェクトがあるなど、知る由もなかったのだった;