第15章 強さ
デスゲーム開始から一年、11月6日の午後1時
一周年記念パーティーが執り行われました。
というのも…それまで生き延びた皆を称えるつもりで計画したそうです。
そんな折…
ケイトの周囲では、名付けについてワイワイと盛り上がっていました。
クライン「まんまばっかりじゃねえか!それ以外につけられないのかよ!;」
ケイト「つけられないんじゃない!
……ただ…(かっ!)
まんまじゃないと覚えれないんだああああああ!!!!」
キバオウ&クライン『ぶふーーーーっ!!!!』
キリト&アスナ『ぷっくくっ』ぷるぷる
クライン「人を笑い死にさせる気か!?//」
ケイト「え?何が?」きょとん
クレハ「相変わらずバカげたやり取りですね;」
クライン「だって爆缶って!空圧砲って!」
クレハ「気持ちは解りますが落ち着きなさい。
そろそろ開会式ですよ?ケイト」
ケイト「あ、本当だ!いってくる~!」ぴゅうううう
そうして開会式を終え、催し物を見ている中
フレンド登録をしようと、ケイトへ次々に詰め寄る人達が増えていきました。
しかし、そういう人達に限って
普段は全く連絡をしないのに、都合が悪くなった時にのみ連絡して助けを求めてくるだけ。
早い話が、利用されているだけという冷めた関係。
全て、相手の手前勝手な都合に合わさせるための
見ているだけで、非常に不愉快なそれしかいなかった。
なので、純粋に彼女の力になりたい、助けて欲しいと願う人以外
それを片っ端から見分けては、利用しようとする人達を追い払った。
その人数は大多数で、非常に見ていて不快なものでした。