第15章 強さ
ヒースクリフ「…800倍、なのかね?;」汗
ケイト「だね」
ヒースクリフ「どう見ても…その威力の枠を飛び越えているようにも見えるのだが;」
ケイト「う~ん。
両足、両膝、両足の付け根、腰、胸、両肩、両肘、両拳…等の密度関係じゃない?
それら全てを拳の当たる部位のみに集めるから」
ヒースクリフ「なるほど。相乗効果か。
両足から両膝に伝える折、両膝からもまた跳躍で力をタイミングよく重ねることで、伝わる力をさらに上げる。
そして両膝から両足の付け根に伝わる際には、両足と両膝による跳躍の力が伝達していると…
そうして順々に伝わっていった力は、全身の力そのものを同時に一点に出しただろう力に匹敵する。
そしてそれらの部位と密度の関係上、それらの力全てが拳のみの一点に集まることで
力が跳ね上がった中で狭い密度へと凝集された結果、貫通力が跳ね上がるわけか。
スピードもまた同様にあがっているんだろうね、見た目からして」
ケイト「大正解♪
クレハ以外、誰も身に付けられなかったよ。
タイミング的に最後の跳躍、拳が目標と触れた際の跳躍が難しくって拳消失する人が後を絶たなかったし。
いやぁ~//流石1500年続く格闘家の当主!」うんうん←とっても嬉しそう
クレハ「武術家です」淡々と否定
ケイト「ありゃ…っていうかどういう違い?;」
クレハ「格闘では何でも使用ありとなってしまいます。
ですが、武術では伝統ある技術を引き継いでいくといった認識です」
ケイト「ああ、なるほど」
ヒースクリフ「さてと、無事体術スキルを手に入れたことだし
早速お願いしてもいいね?」
ケイト「いいとも~!^^」
クレハ「それはそうと…大丈夫なんですか?」
ケイト「ん?何が?」キラキラ
クレハ「醤油ラーメンのことで頭が一杯みたいですね…;)
いえ、霊感によって見える件についてです」
ケイト「大丈夫!しんどくなったらすぐ言う!b」
クレハ「…そうですか。ならば何よりです」にっこり
その当時、もっと深く言及しなかった。
そして楽しい日々を、いつもの時を過ごしていた。
その時のことを後悔したのは…
11月6日に執り行われた、一周年記念パーティーの時だった。