第3章 第一層攻略
ディアベル「ケイト、最初にシングルシュートで目潰しして欲しい」
ケイト「わかってる」
ディアベル「みんな!
今日は全員欠けずに集まってくれてありがとう!
俺から言うことは、ただ一つ。
勝とうぜ!!」
『おぉぉぉーーーー!!』
士気は十分上がってる。
大丈夫だ。この装備なら、耐えられる!
要求値が全くない上にHPをプラスしてくれるのが、本当に凄い所なんだけど…
気付いてないみたいだな。作った本人だけが;(汗)
そして入ると、情報(ガイドブックの最新版)通り
ボスの“イルファング・ザ・コボルトロード”。
その取り巻きに“ルイン・コボルト・センチネル”というモンスターがいた。
ディアベル「全員、突撃!!」
ディアベルの掛け声で第一層ボスとの戦いの火蓋が、切って落とされた!
がきぃん!!
ボスの取り巻きとパーティーの攻撃がぶつかり合い、拮抗した。
その次の瞬間、ケイトが行動に移った。
ケイト「シングルシュート」
そしてケイトはディアベルの言っていた通り、投剣スキルを使った。
シングルシュートは投剣スキルの基本技で、投擲用の武器を投げることが出来る。
だが、それはあまりに異様で、俺は思わず目を見張った。
ポーチにある投擲用短剣6本を一気に連続で…
いや、1本ずつ取り出しては投げる。
それを6度も繰り返していたはずなのに
投げたと思った瞬間には、三匹の取り巻きの目へ突き刺さっていた。
あんなに早い投擲を見たのは、初めてだった。