第3章 第一層攻略
最後に、本人が着たい外見イメージを思い浮かべながら
ケイトと共に手を重ねて5つの装備へ触れ、魂を注ぎ込むことで完成するらしい。
それらを全て最後の工程前まで完成させたのは明け方で
5個で1セット×39=195個もの装備が山をなしていた。
それは圧巻で…
朝10時より1時間前、その凄まじいまでの量に驚きつつも
当のケイトがその中央で眠ってることに呆気にとられた。
それから朝10時の5分前にケイトを起こし
予め確認していた名前と数を照らし合わせつつ
一人一人防具を与えていった。
そうして…第一層のボス部屋まで移動した。
ケイト「あれ?」
キリト「?どうした?」
ケイト「いや…計算間違いしてた;
1セット余っちゃった;」がくがく
キリト「あはは^^;
まあ、結果オーライでいいんじゃないか?
クラインにでも渡せばいいだろ」
ケイト「あ、その手もあるか。
今回は参戦してないみたいだけど、会う機会があればあげよう」
キリト「でも店で買うとしたら、材料費がバカにならないよな。
1つにつき100コルだし。
108個ずつ5つで1セットだから…5万4千コルだな」
ケイト「やっぱり狩りの方がいいね。30レベまで自然に上がるし…
これで全員30レベルだろ?
私はフォローに徹しただけだし、クライン達にもすすめるべきだよなぁ」
キリト「ああ。
所で、閉鎖は出来たのか?」
ケイト「ううん。
このボス戦をクリアしてから買って、トラップ部屋を封鎖するつもりだ」
キリト「あれは活用しようがないからな。
一人で撃破できるのはお前くらいだろう」
などと談話しながら進んでいった。
スイッチなどの動作も、その材料集めの狩り時に教わっていたので問題はない。
そうして今、俺達は第一層ボス部屋の前に居る。