第14章 出会い
その言葉を聞いた折
ノーチラス「っ…」ぼろぼろ
ケイト「一人じゃないんだ。
勝手に抱え込んで護れてないって決めつけんなよ。
ユナから聞いた限りじゃ、とっくに護ってるじゃんか。
身体じゃなくて、もっと大事なもの…『心』をさ。
護るって誓ったんだろ?大事に寄り添ってきたんだろ?
なら…護れていないなんて言うな。
お前はとっくに…約束を果たしているよ。現在進行形でな」
ノーチラス「ぅっ;;
うああああああああああああっ;;」
その場から動けず護れない現状による情けない思いから、
護るという約束を護れていないじゃないかという悔しさ、
それらによる憤りから怒号を発した。
しかし、その言葉で涙腺が切れたようで…
その場に泣き崩れていた。
身体が動かないことから、護れないと悟ってしまった。
それ故に怒った。悔しかった。
それでも…数多の可能性を突きつけられ、今現在の状況をぶつけられて
ユナ自身救われていたことを知って、護れていることを知って、泣き崩れたようにも見受けられました。
それから数時間後…
ヒースクリフ「そうか…
彼女の所ならば、きっと素晴らしい戦士になれるだろう。
期待しているよ」微笑
ノーチラス「ありがとうございます!」ぺこり
ユナ「ありがとうございました!」ぺこり
上記の二人は血盟騎士団を除名、白の鳳凰へ入ることとなりました。
自分の納得のいく方法、自分にしかない護る手段を見つけるために。
協力を惜しまない姿勢、真っ直ぐに見てくれる眼、
何より…ちゃんと考えてくれている誠意に惚れ、入ることを決めたそうです。
ノーチラスとの出会いは唐突で、
ケイトが言うにはその時に初めて知り合ったらしいのですが、ユナから何度も聞かされていた(ギルド章参照)から初めて会った気がしなかったということです。
なんにせよ、真っ直ぐに前を向いて進めているようで安心しました(微笑)
いつも人のことばかりで、人の為ならばと自分をないがしろにする度の超えたバカさ加減が…
ようやく、そんなケイトが少しずつマシになりつつあることに、喜びを禁じ得ませんでした(微笑&涙ぐむ)←姉?母親?;
いいえ、妻です//(ふっ)←ええ!!?;