第14章 出会い
それから、数日後…
私の想いを聞いたケイト本人は、全力で生きると意気込んでおり
沢山の仕事を請け負っては片付けていった。
そして…最近になって、ミスが目立つようになった。
それまではミス一つさえなかったというのに…
キリト「いつも抜け目ないのに、珍しいな」
アスナ「そうね。変にふらふらしてて、今にも倒れそう」
その朝の会話後の昼、言うまでもなくケイトは過労で倒れ伏した。
あれもこれもそれもあれもと、全力で頑張っていた結果だ。
クレハ「ついでに打ち合わせまで引き受けて、その道中にある他の人の仕事まで請け負って、連鎖的にどんどん増やしていって…(怒震)
どれほど沢山仕事をしたか解っているんですか!?
通り道だからと!
公演の下準備から、場所の駆り出しから、時間の打ち合わせから、レポートの作成、武器製作・強化の助言、迷宮の情報・敵・ドロップ等の纏め、修業の付き合い、家庭教師、果ては子守に至るまで!
その他にも多岐に至るまで無数の仕事を請け負い続けて!!」
がみがみがみがみがみがみがみがみがみがみがみがみがみがみがみがみがみ
クレハ「自分の身の大事さをわかっているんですか!!?」
ケイト「びえええええええええええええええええ;;;」←恐怖のあまり泣いている
クレハ「自業自得です!!」ぷりぷり←怒っている
キリト「説教地獄だな;」←どう反応したらいいかわからないでいる
アスナ「そうね;」←キリトと同様
クレハ「毎日何件仕事をしていたか覚えていますか?」
ケイト「えっと…何件だっけ?」
クレハ「120件です!!」
ケイト「え?;」
クレハ「その内20件は趣味です。
ゴムの開発、火薬の実験、新たな投擲武器の火薬実装!
それこそ、ありとあらゆる開発を!」きっ
そう叫びながらケイトを睨み据えると…
ケイト「で、でもそれで役立っているのなら」おろおろ
クレハ「ダメです!!」
ケイト「びっくぅっ!!)!!;」半泣&真っ青
クレハ「それで倒れたら元も子もないし、本末転倒でしょう!!
心配しているからこそ言っているんです!
自分を大事にしなさい!!」
ケイト「…はい;」しょぼん
そしてケイトは…大人しくベッドで寝ることとなった。
だが、新たな変化は意外とすぐに訪れた。