第14章 出会い
ケイトによって、街へ再び連れ戻された時…
私を待っていたのは、変わらぬもの。
今までと変わらず汚らわしく、簡単に口を開いては好き勝手に評価して言い続ける人達だけ。
ちゃんと向き合おうとする人など、いるわけがない。
そう思っていた。
他でもない私も、信じていなかった。信じることができていなかった。
でも…
ケイト「ほら!こっち来て、クレハ!^^」ぐいっ!
クレハ「!え」
ケイト「食堂があるんだ!私が作ったb」ぐっ!
クレハ「……あなたは…気持ち悪いとは感じないのですか?
人とは違う、この髪を…目を!」ぎゅっ
ケイト「?何が?」首傾&きょとん
クレハ「!…
え!?;」
ケイト「私は、カッコイイと思うよ。
毅然としてるし、凛としてるし、自他共に厳しいかと思えば優しいし…
私は、クレハのことが大好きだよ^^
無論、外見もひっくるめて全部!」びしっ!
クレハ「……(くす)
本当に…変わっていますね^^」
ケイト「?どこが?
…あ~。
確かに、おかしい人とか言われ続けてたことあるんだよね;
あれは傷付いた;」しょぼん
クレハ「そういう意味ではありません。
あなたが…とても誇らしいという意味です」微笑&涙目
ケイト「え?何で?」
クレハ「いえ…」目を伏せて笑う
あの時、あなたのような人もいるのだと知った時…心から嬉しく感じた。
日本人も捨てたものではないと思った。
認識を改めさせられた。
きっと…
あのまま私一人であれば、間違いなく死を選んでいたでしょう。
間違った認識を抱いたまま、信じることができていない事にも気付かないまま…
あなたがいたお陰で気付くことができた。
そういった人達だけではないのだと、実際に話し合ってぶつかり合うことで、身をもって理解できた。
あなたと出会えたお陰で、沢山の人と知り合えた。
縁と、絆、時間…様々なものを、あなたが与えてくれたから……
私は、ここまでこれた。
心から、感謝しています(微笑)