第14章 出会い
シリカ「あ、援護!!」わたわた
クレハ「くす)…そうですね。
私としたことが、今回の攻略の本分を忘れていました」
シリカ「いえ!でも聴けて本当によかったです!
とても大事な話だと思うので」
ピナ「キュ♪」
そう言い張るシリカに頷いたピナが、私へすり寄ってきた。
『自分もそう思う』とでも言うかのように…
そうして、私達は空圧砲を構えた。
撃つ方法に関しては、水圧砲と同じ手順。
そして放たれたそれは、ボスをとらえ…
どごぉっ!!!!!
衝撃を与え、ノックバックを起こさせた。
『おおおお!!』
クライン「すっげぇ!見たか!?
HP一本の内、4分の3が吹っ飛んだぞ!」微笑
キリト「ああ!」微笑
アスナ「このまま一気に押し切るわよ!!」真剣
ヒースクリフ「全員右側から攻め!
左側からは後衛達の空圧砲で追い詰めていけ!
このまま畳みかけるぞ!!」
『おう!!』
その叫びと共に、あっという間にHPバーが残り一本となった。
ケイト「いくぞっ!!
無尽連斬!!」
その瞬間、凄まじい勢いでボスを中心に縦横無尽へ飛び回りつつ
ボスを刃で攻め立て続けていた。
そしてボスの上空にあたる天井から跳躍で勢いをつけつつ、双短剣で斬り裂き
ノックバックを起こしつつ後ろへ倒れるボスに対し、私達は…
その後ろ側からスキルの連撃をしていた。防御も全くせずに。
そのケイトのあまりの速さにターゲットを補足できないことから、ボスは仁王立ちのまま…
背後から何のリスクもなく攻め続けることができる、定番の布陣。
そして、無尽連斬の最後の斬撃が今…
後ろへボスが倒れないようにしていたスキル連撃を止めた瞬間
ケイトのスキル、最後の一撃が決まった。
総合101連撃スキル、最後の一撃が。
と同時にボスは消え去り
いつものように、Congratulations!の文字が華々しく散っていました。