第14章 出会い
『何で…どうして……
私も、連れて行ってくれなかったんですか!?』
あの時、心から思った言葉。
たった一人で去って、閉じこもって、消えていった後…
ラフィンコフィンを討伐し終えた時になって、口に出した想い……
そして、一生赦さないと言い放った。
今後の行動で示して欲しいと、ありのままの自分で全力をぶつけて欲しいと…
あなたの人生は、あなたにしか歩めないから…人の為に壊していいものではないから。
それを知って欲しかった。
あれから2ヶ月近くもの時が流れて…
今、39層ボス部屋の前にいる。
ケイトは、私の隣にいた。
ケイト「よぉし!!空圧砲準備はいいね!?」にや&キラン
シリカ「はい!」
クライン「待て待て!;
こんな重そうなもん、撃った時の反動に耐えれるのか?;」
そう言いたくなるのも解ります。
大きさにして、もはや直径2m、長さ5mもの筒状のもの。
重さもそれ相応にあるでしょうし、心配になるのも解ります。
ですが、ケイトのことです…
きっと、何か考えが(にや)
ケイト「あ……・・;」
クライン「って考えてなかったのかよ!!;」
ないんですか!?;
ケイト「いや、私の時は大丈夫だったし。
セリオン防具一式さえあれば一人で撃てる感じだったから。
ほら、私それ外したらSTRが0でしょ?
それで反動をもろともせずに撃てたから」
クライン「あー。なるほど…
つまりを言うと、セリオン防具一式を装備している奴等は一人で軽々撃てると。
実践済みだったんだな」
ケイト「そりゃ撃ったことのないものをしょっぱなから撃たせないよ。
爆発したらダメージ食らうし、何かあったら大変だし、
大事もなりかねないからちゃんと前もって実験はしてる」←当然顔
クライン/シリカ&クレハ『流石!/流石ですね!//』キラキラ
そのケイトの言葉を聞いて、私達は安心しました。