第14章 出会い
クレハ「破壊不可の壁を壊してどうするんですか?;」
ケイト「え?いや…これは試作品で;」しどろもどろ
『こらああああ!!シチューに破片が入ったじゃねえか!!;』
ケイト「ひっ!?;ごめんなさい!;」
『こらああああ!!飛んできた破片でガラスが割れたじゃねえか!!;』
ケイト「ごめんなさい!!;弁償して;」
『こらああああ!!でかい破片で麻痺ってる奴が出たじゃねえか!!;』
ケイト「ごめんなさいいいいいい!!;」土下座
クレハ「…;(言わんこっちゃない」汗&溜息&腕組
それを黙ったまま見守る中、複雑な思いに駆られた。
そしてその試作品は、合成させた素材の量が不十分だったため通り抜けられなかった事がわかった。
数時間後、壁抜けを成功させた折には…
ケイト「見て見てクレハ!壁抜けええ!!
できたよ!できたよ!クレハ!クレハああ^^♪」
クレハ「ええ。見てますよ(微笑」ふっ
心底嬉しそうに笑いながら何度も行き来する中
ケイト「見て見てドライヤー!!」
クレハ「ドライヤー!?;」
ケイト「いや、違うの!!;
ほら見て!;壁の方に雫があるでしょ!?;
それが通り抜けた時に私へ雫がドバって落ちてきて!!;
それで乾かさなきゃって思って、ドライヤーって単語が出てきて
でもクレハって呼びたくって、同時に言おうとしたから混ざっちゃって!!;」おろおろあわあわ
クレハ「ぽかーん)…」
ケイト「えっと、ほら!!;
「見て見てクレハ!」って単語と
「ああ早く乾かさなきゃ!ドライヤー!」って単語が合わさっちゃったわけで;」あわあわあわあわ
クレハ「ぷっ)…」くすくす
ケイト「え?;え?;
ごめん、クレハ。呼び間違えたわけじゃないんだ!;
名前を間違えたんじゃないんだよおおお;」おろおろ
クレハ「そんなに必死に弁解しなくともいいのですよ?(肩震」ぷくくく
ケイト「え?;」
クレハ「それぐらいわかっています^^
本当に…あなたという人は(可愛い^^」ぎゅうっ←ケイト抱き締める
ケイト「え?悪気ないことわかってくれた?」不安気
クレハ「わかっていますとも」くすくす
ケイト「よかったあああああ(ほっ」安堵の溜息
それから
「これね、クイズでキリト達に出そうと思うんだ!
きっと驚くよ!^^」と意気揚々と語っていた。