第14章 出会い
私を護る際には常にできていたのに、肝心の自分の時だけは出来ないままでいた。
しかし、その事態から私の言葉をきっかけに
ようやく、全力が解放された。
心から信じ、全力を解放した証として…神の力が解放された。
一度滅神に取り込まれた人は、その取り込まれた時間のみ世界から忘れられる。
しかし、一瞬だったとはいえ彼女は忘れなかったようで…叫ばれた。
『忘れられるわけがないだろう!!!』
行動でようやく、示せるようになった。
そのことに、私は喜びを感じていた。
クレハ「ケイト…
どれほど周囲からひどい罵声を浴びせられようが、私は気にしない。
大事な人だということに、変わりはないから。
悪い人かいい人か決めるのは周囲の人ですが、私の意思は…あなたと共にあります^^」
ケイト「…うん!私も、ずっとそう思ってる!」涙目&微笑
クレハ「くす)なら…
恐れず、遠慮もせず、全力を振るいなさい。
堂々と、全力でぶつかって、誠意を示しなさい。
あの時のこと、一生赦す気はありませんからね?^^」にっこり
ケイト「うん!」
初めて会ったあの日から…沢山の時が過ぎた。
7月下旬…本部の裏、つまり外へ呼び出された。
クレハ「なんです?こんな所に呼び出して」
ケイト「ふっふっふっ!見ててよクレハ!
壁抜け!!」
がつーん!!!(壁衝突)
ケイト「あれ?ちゃんと合成したのに。
もう一度!」
がつーん!!!
ケイト「わなわな)…」
クレハ「あの…ケイト?;」
ケイト「こんな壁に、負けるものかあああああああああ!!!」くわっ!!!←負けず嫌い
がつーん!!!がつーん!!!がつーん!!!がつーん!!!がつーん!!!がつーん!!!がつーん!!!がつーん!!!がつーん!!!がつーん!!!がつーん!!!がつーん!!!がつーん!!!がつーん!!!がつーん!!!がつーん!!!がつーん!!!がつーん!!!がつーん!!!がつーん!!!
気付けば、何度も壁に体当たりし続けていた。
クレハ「…
いつの間にか趣旨が変わっているのですが…;」
どっごぉーん!!!
そして30回目に突入して、ようやく…
ケイト「やった!できたよ壁抜け!!b」キラーン
クレハ「それは壁抜けとは言いません!;」汗&淡々
壁が壊れた。