• テキストサイズ

白い流星【ソードアート・オンライン】

第14章 出会い






その後、救いとなったのは…



そういった事柄を平然と続けておいて、何とも思わない人達、

何度も繰り返して、人へ不幸を味あわせる事象をしてもなお
それに幸せを感じて笑ってられる連中は


それらは全て、地獄に落ちるのだという事実だった。




霊感を持っているからこそ、わかることがある。

それがいつの間にか強くなっていたらしい。


ケイトからそれを教えてもらったのは、25歳の誕生日を迎えた時

誕生日プレゼントとしてでした…


そして、必死に人に嫌な思いをさせまいとしたこと、人を殺すまいと踏ん張ったことは無駄にはならず

ちゃんと繋がっており、徳にも積み重なるからこそ、
少しずつでも上には上がれている未来がちゃんと視えているらしい。



人を傷付けることに心を痛めない、される人の気持ちを考えずに人を傷付ける言葉を吐いたり殺す、人の不幸を楽しんで自ら与えようとし続ける、怒りのままに人を殺して何事もなかったかのように振る舞う上に償わない

=人としての徳が非常に低い、外道、地獄へ行く。


しかし、何度も何度もされる相手のことを考えた後

情状酌量程の事情からの悩みながらの殺しの場合、

生涯をもってこのような事態を再び繰り返さないよう努力し、

誠心誠意に死に至る瞬間まで償い続けた場合

死後の『魂の位』自体には変動はなく、その後の行動如何によっては上がることもあるらしい。


もっとも、下心がある場合は別らしいが…

彼女や私達には、霊感を通して無事霊界へ行ける上に
魂の位が上がっている未来までもが視えているらしい。



人に合わせようとしても報われないことが、この世界では非常に多い。

しかし、その努力はちゃんと神様に見られている。


だからこそ、傷付けまいと口を開かなかった努力も

傷付けたり殺しもしないよう頑張ってきたことも認められ

死後、魂の位もまた上がり、神界へと近付くらしい。



地獄とはどんな所か一度聞いたが…


非常に真っ暗な所で、血のように赤く、とても冷たく、灼熱の場所もあり、

非常に……見ていて不快な場所らしい。


/ 1616ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp