第2章 デスゲーム
ケイト「とにもかくにも、武器は初期装備のまま頑張るつもり」
アスナ「…あの、何レベルですか?」
ケイト「ん?今は31レベル。
もう一度、監視も兼ねて罠の部屋に入り込まねば…
一気に40レベルにして、片手武器製作、その次は武器強化、そして鍛冶だ!!」ぐっ!!
もう次にやる事を見据えているんだ、この人…;
そう思いながら冷や汗交じりに見つめる中、溜息を零した。
ケイト「はあ。
でも、今は他にやるべきことがある!
料理スキルを希望する人達へ提供&指南する!
そして…このゲームに住んでる人達全員が食べれるようにする!!」
アスナ「はい!」
ケイト「あ、アスナはステ振りどうしてる?
StrとAgiの二種類しかないけれど」
アスナ「えっと…私は基本、1:2でAgi極振りです」
ケイト「極…振り?(きょとん)
全振りなら解るけど、何?」首傾
アスナ「えっと…
全振りの場合は完全に振りきってしまうけれど
極振りの場合は2:1の割合で、特化したいステータス以外にも必要に応じてステータスポイントを割り振る。といった感じです」
ケイト「なるほど…」
アスナ「ケイトさんのステータスはどうなっていますか?」
ケイト「ん?私は全部AGIにつぎ込んでる!b」
アスナ「ええ!!?;
でもダメージは?;
一撃のダメージ数がある程度ないと不利に」
ケイト「速くなければ当たらないだろ?
その上、攻撃を避けれる可能性も上がる。攻撃の貫通性も上がる。
ただ…重い装備を着れない分、防御力の高いそれは無理だが
この装備を作れたからね!b」
アスナ「あ…はい;」
なるほど。もう既に問題点は解決していたみたい。
このゲーム、SAOでは1レベルアップにつき3つ振れる。
それは、『筋力』と『敏捷力』だけ。
HPはレベルアップで自動的に上がり、自由に振れるのは筋力と敏捷だけ。
その代わり、百種類以上のソードスキルと、無数の装備品があるのが特徴。