第13章 生きて
~おまけ・番外編~
・クレハの外見
エメラルドグリーンの美しい瞳と、ウェーブがかったアッシュブロンドの髪。
生まれついて色素が薄かったらしく
その外見からグレイク同様、差別的な発言を受けていたこともあったと聞いた。
私は見た目が同じでも差別され続けてきたと
SAOがある方の世界でも、小説として書いてる世界でも同様な目に遭ったことがあることを伝えると…
『どちらにせよ、人は差別をするものですね』
と溜息交じりに言っていた。
『あなたのような差別をしない人など、相当稀有な存在です。
もっとも…そのおかげで救われたわけですが』とも言われた。
頬を染めて…
その当時、私は『可愛い~!!><//』と叫びながら、クレハへ跳び付いて抱き締め、頬ずりし続けた。
・試練後
クレハ「…ふふっ。どうやら熱意だけはあるようですね。
あなたのケイトへの想い…少しだけは認めなくもありません」
笑いながら言うクレハに、クラインは驚きの声を上げつつ…訝しげな表情を浮かべて尋ねた。
クライン「なっ…それって褒め言葉なのか?」訝し気
クレハ「私の中では、多少なりとも認められる、とだけ言っておきましょう」微笑
ケイト「よかったね。褒められたよ!」
クライン「お、おう。
(まさか褒められるとは…」←思いもしなかった人
クレハ「今はまだ努力賞程度ですが、今後の行動如何で変えましょう」目を瞑って笑っている←どこか満足げな人
ケイト「これで、結婚できるね^^」
クライン「あ、ああ//」
クレハ「まだ完全に認めたわけではありませんからね?」じろっ
クライン「一々口うるさいな;」
クレハ「ケイトが大切だからこそです」じとー
クライン「あー…はいはい、謹んで頑張ります!(敬礼)
一生ずっと!だろ?」
クレハ「当たり前です」
多少なりとも認め合えたようで、よかったと安心した。
普通なら喧嘩まで発展しそうだったから;←内心冷や冷やで見守っていた人
その頃、アスナが目を奪われかけていたキリトに怒り、喧嘩に陥っていたわけだが…
色々と手いっぱいだった私達は、知らずもがなだった……
部屋へ帰る時、見かけた二人の姿は…
どこか疲れ切った顔でぼろぼろなキリトと、
どこかすっきりしたような面持ちをして上機嫌に笑っているアスナだった。