第13章 生きて
クレハ「誰であろうとその気持ちを考えられる、思い遣れるあなたのことを、私は心から尊敬しています。
だから…辛くてどうしようもないなら縋りなさい。
何度でも泣き叫んで、ぶつけて、笑えるようになるまで思いの丈を全てぶつけなさい」
ケイト「っ…(震」うるっ
クレハ「…あなたが私にそうしてくれたように、何度でも付き合うから」微笑
そう笑いかけながら頭を撫でられた時…私は泣いた。
ケイト「うっ;ひっく;ぐすっ;;」涙
クレハ「気の済むまで泣きなさい…
(だからこそ、殺した時にあんなに暗い影を落としていたのですね…
それに気付かないようでは、私はまだまだ未熟。
もっと精進しなければ」ぎゅううっ
ケイト「わあああああああ;;」ぎゅうっ
確かに、私は過去の出来事によって心に深い傷を負った。
胸の中で声が枯れるまで泣き叫び続けた。
防音対策はされているので大丈夫だが、この時だけは頭から吹っ飛んでいた。
ケイト「…ということがあって、色々と…
学びが深い一日でした。8月13日は」
キリト「そうか…
よかったな、ケイト。
俺達にもぶつけてくれていいからな?」
ケイト「うん!わかってる!」ぐっ
クライン「っていうか…一生分泣いたんじゃねえか?
もともと涙もろいだろ、お前」微笑
ケイト「う~ん。
それに関しては否定できない;」腕組み&汗
アスナ「でも…
何かあったら、無理せず頼ってね。
何でもない事でもいいから」微笑
ケイト「うん!わかった!^^」
キリト「今回は恵まれたな^^
過去にはもっとひどい人達ばかりに囲まれてた時が多かったんだろ?」
ケイト「うん!」
アスナ「キリト君!
トラウマを呼び起こす発言は禁止!!」
キリト「あ、悪い;」
ケイト「全然気にしなくていいよ!
もしトラウマが発動したりフラッシュバックで暴走したら、周りを頼ればいいんだって解ったから!
その時は叫びに行くよ!!b」にかっ&ぐっ
クライン「おおー。成長したな、もしくは進化か」
キリト「ああ、その時は遠慮なく頼ってくれ」微笑
アスナ「クレハさんかあ…私も会ってみたいなあ^^」
ケイト「紹介するよ!」微笑
アスナ「やったあ^^」ぐっ
口々に三人から言われる中
そういった全てを皆が喜んでくれた事が、私にはとても嬉して仕方がなかった。