第13章 生きて
ちなみに、白の鳳凰のギルドホームから与えられる個室。
その部屋の一人ベッドは全て、ダブルベッドのサイズになっている。
何故かというと、勉強会を開く時に個室だと何かと不便らしく
信頼出来る人の名を書いておけば、その人のみ同じ個室へ入れる仕様にしたためだ。
ただし、書かれてない人は部屋に入れず
扉の取っ手にも触れることさえできない上に弾かれるため、要注意。
それで信頼してないのかと喧嘩が勃発することがあった。
ので、信頼できる人は一通り全員書くようにしている。
その日の晩、クレハと一緒に寝ることになったわけなのだが
その時に伝えた結婚話に、大層驚いていた。
クレハ「あんな節操なしと!!?」驚
ケイト「うん(何でそんなに驚くんだろ?」
クレハ「何でそんな人と!?」汗
ケイト「え?信頼できる人だから」きっぱり
クレハ「…それは……そうなのかも、しれませんが
(風林火山では信頼を得ているようですし」不安気
ケイト「あと、本当に優しい人だから^^//♪」
クレハ「はあ…(頭抱え&溜息)
(騙されてないか心配ですが、私が見ていれば済む話。
そもそも彼女の場合は霊感で全部見透かせるでしょうし…)
何かあったら、すぐ私に言うんですよ?」
ケイト「うん!^^♪」
クレハ曰く、クラインには『女ったらし』という印象があったそうだ。
それも、口説かれたことが過去にあったかららしい。
その話を聞いた時…
『クライン…』と呆れた眼を数日向け続けることになったのは言うまでもない。