第13章 生きて
その当時の状況↓
クレハ「あなたがいなくなってから…
どれだけ心配したと思ってるんですか!?」
ケイト「いや、それに関しては…」
クレハ「話してくれたっていいでしょう!?」
ケイト「だってついてくと思うし」
クレハ「当たり前じゃないですか!」
ケイト「お前たちを危険な目には」
クレハ「私も同じ気持ちです!!」
ケイト「うっ…(たじっ)
そりゃ…う~んと;」たらたら
クレハ「このバカ!」
ぐさっ!
その瞬間、とんでもない言葉の棘が降りかかってきた…
クレハ「あほ!まぬけ!おたんこなす!ひとでなし!ろくでなし!!」
ぐさぐさぐさぐさぐさぐさぁっ!!
クレハ「バカあああああああああ!!!」
どかばきどこずこばきゃごしゃあ×無限大
ケイト「うぎゃあああああああああああああああ」
その暴虐にも似た拳と蹴りの連撃は、数分にも渡った。
ケイト「きゅうううっ…」ぐるぐる←目を回している
レイン「何て一方的な…;」ぞおおお
グレイク「クレハ…きれたらこうなるんだ;」真っ青
それから立ち上がった折、クレハが私の胸を拳で何度も殴ってきた。
とん!とん!と力なくも、異議をぶつけるように…
クレハ「バカ!バカ!!
…バカッ…!」涙目
ケイト「え?え?え?」おろおろ
震える彼女に、私はただただ驚きと焦りばかりになっていた。
いつも気丈で、気高くて、涙を見たことなんてなかった。
あの当時、心を重ね合わせた時以外では…一度たりとも。
だからこそ、驚きと焦りにとらわれた。