第13章 生きて
それから私は、事の顛末を話した。
クレハと話し合ったこと、本当の意味で生きること。
人と自分の主観が逆転してること。
あの過去を経て、人も、世界も、誰も…自分でさえも信じれなくなっていたこと。
それがリミッターとなって、遠慮もあったから余計に、全力を出せてなかったこと。
全部を信じていいのだと…全力でぶつかってもいいのだと……
それで壊れたりはしないということも…
ケイト「ずっと……そういう人が、欲しかったんだ(涙)
夢だったんだ…そんな人が、いてくれることがっ……」
涙が自然と落ちていく中、そっと背を撫でてくれた。
ケイト「あれから…全力で、生きていい。
その全力を、自分のために使ってもいい。
たとえそれでどうなろうと、私なら大丈夫だって…
信じて、いいんだって……」
アスナ「うん…よかったね」微笑&涙
ケイト「ぷっ。何でお前らが泣いてるんだよ^^;」
キリト「ははっ。何でかな…嬉しいからじゃないか?^^」涙
クライン「そうそう!(頷&涙)
…気付いてくれて、何よりだぜ。
何度言ってもまた繰り返してたからな」
ケイト「ぐさっ!)う、うん;」苦笑
クライン「これからが本当の始まりだな!
お前っていう人生の!^^」にかっ
ケイト「うん^^;
でもね…実はあの後、たくさん怒られたんだ」
『ええ!?;』
その中、私は伝えた。
その後、泣き終えてから
そのまま修業場で、クレハにこってり絞られたことを。