第12章 学び
グレイク「あなたが一人じゃないって教えてくれたように…
俺達も、何度だって言います!!
『あなたには、俺達がいるでしょう!!!??
一人じゃない!!
一人だけの問題じゃないんです!!!!』」
肩を揺すりながら言うと、震えが止まった。
俺の涙ながらの言葉に、マスターも涙を流していた。
俺に生きろと言ってくれたこと。
望みを見つける手助けをしてくれたこと。
気付けば…あなたの存在が、生きる望みへ変わっていたこと。
それらの想いを、ちゃんと見てくれたようにも感じた。
グレイク「ねえ、マスター…
俺は、あなたがいたから死なずに生きてこれたんです!!
ここにいる人達は皆、死刑執行人になる覚悟で集まった者達です。
好きに使って下さい。
俺達の命は…あなたの命です!」
ケイト「ごしっ)ああっ…
総員、死んでも生き残れえええええ!!!!」
『おおおおおおおおおおおおおおおおお!!!!!!』
四人がかりで、一人へ向けてボスと同じ方法で殺す。
誰が決定打になったかがわからないような方法で殺し続けていった。
脅されて殺した、殺したことを引き合いに再び殺しを強要され、入れさせられた被害者を除いて…
これらは全て、地獄絵図のような光景で……
それから後、食事も睡眠も…
何かをしたいという気持ちでさえも、一切湧かなかった。