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白い流星【ソードアート・オンライン】

第12章 学び





クレハ「グレイク、それよりもレッドギルドでしょう?

今こうしている時にも命は奪われそうになっているんです。
感傷に浸ったり再会を喜ぶのはまだ取っておいてください。

こうやっている間に逃げられれば全て無駄足に終わりますよ?」

『…はい;』汗


言葉はきついようだが、無駄にさせまいとしているのはうかがえた。

クレハはきついようにも見えるが、根は優しい。


彼女もまた自殺しようとしていた一人で、私が助けたわけなのだが…

死のうとしていたのは、大会に間に合わないとのことだ。

その約束をしていて、帰れるのならば死んでもと手段を択ばない。


そのやり方に、
『生きてなきゃ大会に参加できるか!!!約束果たせるかーっ!!』

その一喝で思いとどまってくれた。


そして
「リアルに戻るまでの間、自分よりも速い相手にどう立ち回るか、その術を身に付けることに尽力したらどうだろう?
いい経験になるはずだろうし」

といった説得により自殺はやめ、修業に専念するようになったそうだ。

そのおかげかメキメキ強くなっている。
磨かれていた技術がより洗練されて、一瞬のうちにできることが広がりつつあるのが現状だ。


意外に現実に厳しいリアリスト…;

責任感の強さの表れなのだろうが、自殺まで行かれては困る事をわかってくれないだろうか;

と言っても、人に言えた義理ではないことは重々承知なのだが;
う~ん;←多少自覚しつつはある



なんにせよ、生きていることを伝えるため

ピタゴラスイッチ計画とやらで三人に伝え
他には二人だけアルゴを通じて教えてもらうよう言っていた。


これらの件はユウタとアルゴ、私とで考えたことなのだが…

グレイク以外は私が生きていたことは知らなかったはずなのに
何故か『生きていて当然』という顔で…心なしか嬉しそうな顔をしていた。


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