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白い流星【ソードアート・オンライン】

第12章 学び






ケイト「っていうか…
攻略課のメンバーまで来たんだな;」

一つ忘れていないだろうか?

攻略課に配属されたメンバーは8人、そしてそれは団長を除いてだ。


7人のメンバーの名が明かされたわけだが…
(223,224ページ参照)

まだ1人だけ紹介できていないままだったのだ。

その8人の中で、紅一点とも言える人物がいる。


そう、女性プレイヤーだ。

対人戦闘に非常に強く、武器はクロー、名はクレハ。

自分と同じく、リアルにおける格闘術の全てを経験しているらしい。
古武術から始まり、剣道・柔道・空手・合気道・テコンドー・ムエタイに至るまで幅広くやっていたとのことだ。

だが、実際の所こちらの方が早いため勝てている。
AGIに全振りしていたよかったと思ったのは、この時だ。

速さで劣っていたら締め技なども
ちゃんと決めるまでが遅くなり、逃れられる可能性が大だから。

AGI重視のパラメーターなのだが、全振りには及んではいない。


「絶対追いつきますから」

そう昔に言われた言葉通り、クレハはめきめきと強くなっていて

7人の『神連携』と評されるそれらを、修業で次々に薙ぎ払ったり
そのリズムを意図的に崩し、その一瞬で即座に丸ごと壊滅させる達人だ。


だが、一度パーティーに入ればその連携の主軸となり、リズムの調律師となる。

私を除いた中では一番のAGIの持ち主で、細剣よりも速いクローの使い手だ。



クロー系のスキルも会得していて、見たことがないスキルを使うため厄介なのだが

一定の付かず離れずの距離を保って攻撃を誘い続けつつ
攻撃してくる瞬間にかわしながらカウンターをすることで、模擬戦や修業で倒し続けている。


そのカウンターに対してカウンターを出そうとしているらしいが
『やはり私はまだまだ未熟』とのことで、今もなお頑張っているようだ。

自分に厳しく、周囲にも少々手厳しい所があるものの…
無理がたたって倒れた時、グレイクに助けられたことから心を開き、寄せているようにも見えた。


そちらの進展の方が気になるのだが、なかなか教えてくれない。

何故だ?←結婚式の時に全部話しそうだから


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