第12章 学び
ケイト「…何で、お前達がここに?」
アルゴ「お前のために駆けつけたんだロ?
ほら、例の場所のマップダ。
ジャーナ♪」
紙を渡して去っていくアルゴに、私は動揺するばかりだった。
そして…私達だけになった後、グレイクが動き出した。
グレイク「…マスター…」ぶわっ
ケイト「!!?;」ぎょっ!!
グレイク「どれだけ心配かけたか解ってるんですか?;
死んだかと;;」ぼろぼろ
ケイト「いや、えっと;そのっ;(おろおろ)
ごめん!;泣かんでも;
いやでも逆なら自分も泣いてたし;」あわあわ
目の前でぼろぼろと泣き崩れるグレイクに
私はただただ慌てふためきながら、その背を撫で続けていた。
ユウタ「ケイトさん、ありがとうございます。
おかげで、彼等が利用に使っていたシステムから方法まで察知できました。
死人も0に押さえれています」
ケイト「そ、そうか。ならよかった」汗&微笑
グレイク「うわあああああああああああああっ;;」ひしいっ!!
ケイト「グ、グレイク?;
落ち着けないよな?とりあえず大丈夫だ。大丈夫だから;」あわあわ
レイン「ずっと一人で気を張り詰めてたもんな」
カイザー「我慢できずに張り裂けたんだろ」
ケンゴ「慰めるのへたっぴだなあ、流石マスター」
ケイト「そりゃどういう意味だ;」
グレイクが泣き止むまでの数分…
互いに近況を報告し合っていた。
私は神速格闘術を、物へ向けて何度も出し続けることでコンプさせていた。
そしてグレイク達はオレンジギルドを根絶やしに逮捕、
レッドギルドはラフィンコフィン以外にはなく、調査に専念していたらしい。
ユウタがいた頃の本拠地は既に引き払われており、全く違う場所を本拠地として構えているとのことだ。