• テキストサイズ

白い流星【ソードアート・オンライン】

第11章 別れ





~おまけ・続~


・真相


真相の件については、後でアルゴが俺達へメッセを飛ばしてくれるらしい。
誰にも見られないよう、部屋で一人きりの状態で見てくれとのことだった。

それから待っていると、晩にそれは来た。



要約すると、こういうことらしい。


最近になって、レッドギルドの動きが活発化している。
本拠地を掴むために内々で動いた結果、場所と人名は解ったが目的は不明。

それ以外にも隠れた人がいるかもしれない。

その可能性を探るために
相手を油断させて、より尻尾を出す確率を上げるために死んだことにしているとのことだ。


この細かい件については、グレイクもヒースクリフも知らないらしい。

が、生きている件のみは伝えたそうだ。

ケイトから前払いで金額を払われていて、情報を伝えるよう言付かったらしい。



ケイトは封鎖テープを分解させてから洞穴に使って、扉で閉めているらしく

中に入れば『もともとなかったもの』とゲームから判別されるわけだから
死んだ後と同じように返信も出来ず、フレンドからもいなくなり、団長でなくなると同時に副団長が団長へ繰り上がるそうだ。


生命の碑の『線』もまた、おそらく合成と分解の応用らしい。

撮影結晶で生命の碑を撮り、全く同じ大きさの紙に映し出しつつ
二重線部分のみをコピーして貼り付け、合成を用いて外見上そうなるようにしたそうだ。



・伝えた順番


最初にヒースクリフに言った。
言葉を濁して伝えたのは、生きてはいるが別のどこかにいること。

それを言うと、察したようで…誰にも話さないことを約束した。


次にグレイクに、ヒントを与えた。
アルゴに予め伝えるよう言っていた言葉、『最後の反応があった場所、それが崖だ』を…

『お盆に帰ってくるかもな』と一言添えて。


そして最後に俺達へ伝えたらしい。

『なんにせよ、生きていてよかった』と心の底から安心して、俺達は安堵の息をつきつつ思った。


/ 1616ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp