第11章 別れ
それから…
誰も居なくなり、情報を教えてもらうことになった。
クライン「あ、金はどうすんだ?」
アルゴ「ああ、金は要らなイ。
ケイトから迷惑料も込みで払われたからナ^^;」
アスナ「迷惑料?」←すっきりした人
アルゴ「さっきのあれ、生命の碑でキー坊達が動いたらここに行くよう言われてたんダ。
で、ついさっきまで警備課に尋問されてタ;」苦笑
キリト「それは…何というか…;」←ぼろぼろな人
三人『ご愁傷様です;』ぺこり
その連行された当時に気付いたのは…
アルゴ(『腑抜けているようだったら殴ってくれ』とケイトが言ってたのは
警備課に対しての言葉だったのカ…;)
ということだった。
不審者にはまず尋問が…長い。
半分正解賞というのもきっと、情報屋につくまでの時間稼ぎも兼ねていたんだろうな;
それからアルゴに案内されて辿り着いた先で
各々への手紙が、崖の絶壁から出てきた。
その崖の中には何の表示もなく、元から何もないようにあった。
クラインには、結婚したい旨を正式に吐露していて来年結婚したいということが。
当のクラインはぼろ泣きしていた。
アスナには、また一緒に焼肉でも食べに行こう、そして勉強や修業を終えたら目一杯遊ぼうと。
それを読んだアスナは嬉しそうに笑っていて、涙ながらに頷いていた。
俺には、たくさん心配をかけたし、さっきの暗号でも迷惑をかけた旨でのお詫びと、また会ったら一緒に遊ぼうとの旨が…
俺もまた嬉しく感じて、笑いが込み上げつつも涙が滲んだ。
そして最後に、皆へ同時に日付指定のメッセが飛んできた。
『謎解き大会はどうだった?
楽しめたなら嬉しいぞ♪景品ももらっただろうしな!^^
そしてこの作戦名はこうだ!
ピタゴラスイッチ♪』
四人『…確かに好きそうだ!;』汗
メッセが飛んでくるタイミングが全て完璧で
とんとん拍子に進んでいったことからも、そう思った。
そしてそれは無論、皆も同じだったようだ…
キリト「全てケイトの掌の上で踊らされてた気分だな;」
アルゴ「ああ、俺っちもそう思うゾ;」
苦笑交じりに言い合う中
ケイトにしてやられた気分になって、ふと笑った。