第11章 別れ
キリト「…はああああ」ずうううん
アスナ「元気出して、キリト君?^^;」背を撫でる
キリト「…ああ;(溜息)
(おそらく、俺達三人が生命の碑へ集まっていると踏んでのことだったんだろう。
あの暗号も、三人そろわなければ解けないものだった…
ケイトは一体何を伝えたくてここに集めたんだ?;」
結局、箱の底部分にあったのは…
『半分正解賞をどうぞ!♪』という紙と、超レア素材だけだった。
クライン「おいおい、なんてレア素材だよ!;
しかも人数分あるぞ!!」
冷や汗交じりに叫びながら分配されたわけだが
結局の所、手掛かりというほどのものがなかったわけで…;
俺は今、落ち込んでいた。
それから数十秒が経っただろうか…
これからどうするか話そうとした矢先に、アスナへメッセが来た。
『犬の尾が西向きゃ頭は東♪太陽、尾から登って頭へ沈む♪』
と。
アスナ「あれ?逆じゃない?
ほら、太陽は東から登って西に沈むから…」
キリト「逆だ!!」
だっ!!
クライン「ってまた走るのかよ!!;」
アスナ「待ってキリト君!!;」
キリト「生命の碑に戻るぞ!!」
もうすぐで答えに辿り着ける気がした。
今度こそは、ちゃんと正解へと…
キリト「これは推論だけど、半分正解賞と書かれてたのは
きっと方位が逆だったということだ!」
アスナ「つまり東側の壁から行けばいいのね!」
クライン「何でそんな回りくどいことやってんだよ、あいつは!;」
キリト「きっとレア素材を与えたかったんだろ!」
そう叫びながら走り続ける中、生命の碑にはすぐについた。
壁をすり抜けられる分、余計にだ。