第11章 別れ
キリト「何で猿に鳥に犬?」
そう考える中、さらに下に続きがあったみたいでまだ下へ動いた。
そして俺を置いて二人は、レジャーランドへ行こうという話へ切り替わっていた。
さらに下へスクロールを3度ほど繰り返した後、一番下の部分にある文があった。
『申酉戌と一緒にゴー!♪』
その言葉を見て、俺は解った。
キリト「方位だ!!」
アスナ「え?」きょとん
クライン「何だ?どうした?」
キリト「いいから俺の部屋に来てくれ!!」
クライン「ん?おお!」
アスナ「待って、キリト君!」
だっ!!
俺の部屋へ向けて走る中、フードを被った人が凝視し続けていたことを
俺達はまだ知らない。
「…動いた、か」
「待て。白の鳳凰、警備課のものだ。
人をつけたりするのは、尋問対象だ。
一緒に来てもらおうか?」
「……はい;」
その折、警備課に配属されている数人によって連行された。
その頃、俺達は俺の部屋へとひた走っていた。
キリト「いいか?
まずはクラインのメッセに、「ヒヨコではなく鳥でっせ」と書かれてあった。
そしてアスナへのメッセには、犬と。
で、最後に俺には猿が」
クライン「?何が言いたいんだ?」
キリト「この三つに共通しているのは何だ?
そして、この言葉に見覚えはないか?」
そうして見せたのは、最後の一文。
『申酉戌と一緒にゴー!♪』
アスナ「あ!十二支!」
クライン「え?」きょとん
アスナ「キリト君…これって」ちらっ
キリト「ああ。干支だ!」
そうして俺達は仮説を立て、実行に移しだした。