第11章 別れ
それから数十秒が過ぎただろうか…
そんな時に、ケイトからメッセが来た。日付指定の。
『生きてますが何か?ぴよぴよ』
クライン「…ヒヨコ?;」
キリト「あっはっはっはっはっはっはっはっ!!^^」
その時、アスナもまたやってきたようだった。
キリト「!アスナ…
具合はどうだ?大丈夫か?」
アスナ「…ええ」
クライン「アスナちゃんも、何かメッセが?」
アスナ「ええ。
一緒に…どこか行こうって。
ここに来れば、何か変わってるんじゃないかって…ッ(涙)
ダメよね。死んだ人は、返っては来ないのに」ぼろぼろ
そうアスナは自分で言いながら、涙をぼろぼろと零す中
再び日付指定のメッセが飛んできた。
アスナ「あ、私もメッセージが…」
キリト「犬?」ひょこ←覗き見
『一緒に遊ぼうよ!!♪わん!わん!』
と犬の光景があって、5歩の足跡に×5と書かれてあった。
クライン「ははっ!
俺のとこにも来たんだよ、似たようなのが!
あいつなりに、笑わそうとしてんじゃねえのかな?」
キリト「……何か関連性があるんじゃ?
あいつのことだ、きっと暗号とかに決まって」
きゅいん(メッセージ着信音)
キリト「あ、俺も…え?;」
クライン「どれどれ?」ひょこ覗
アスナ「何?」ひょこ覗
『がおおおおおおおおおお!!!!』
ティラノサウルスの絵が、そこにはあった。
キリト「何でだ!!!?;」汗
クライン「あー。関連性なさそうだな、こりゃ」
アスナ「そうね^^;
きっと、元気付けようとしてくれたのよね」
キリト「…そうなのか?;」
その恐竜の下に書かれてあった文は
『知ってる?恐竜は大きな石から発見されるんだよ?』とあった。
それぐらい誰でも知ってるんだが…
そう思いながら下へスクロールした時、見えていた文は変わった。
猿の絵と共に
『一緒に楽しいことしようよ!うっきっきー♪』っと。
その下には20歩の足跡に×3が。